文京区「こども宅食」が命を救う!!この仕組みが凄すぎる!

ふるさと納税“活用”で「こども宅食」開始|日テレNEWS24

東京・文京区で、経済的に困窮する家庭に食品などを届ける「こども宅食」という取り組みが始まった。

具体的には、今年の10月から半年間は2ヶ月に1度、それ以降は毎月、お米や飲み物・料理しやすいレトルト食品など約10kg(※)がご自宅に宅配される。これらの食料品の多くが、食品メーカーなどの企業から寄付された物であるというが、同日にクラウドファンディング型のふるさと納税を使用し、寄付金も募っている。

命をつなぐ「こども宅食」で、1000人のこどもと家族を救いたい!【引き続き寄附を受付中】 | ふるさと納税のクラウドファンディングは「ふるさとチョイス」

その寄付金は主に、「食品調達費」「配送費」「ボランティアの交通費」「倉庫整備費」「ソーシャルワーク関連費」「その他諸経費」に充てられるという。

「こども食堂」とはココが違う!

多くのNPOなどが、生活に困窮する家庭を対象に「こども食堂」などを開き、支援している。しかし、「こども食堂」に代表される支援の形は生活に困っている子供たちが直接、食堂(ご飯が提供され、食べれる場所)に赴くというものである。

・周りの目が気になる

・行くのが面倒

・支援を受けるには、役所の書類を読み解き、     平日に仕事を休んで窓口に申し込みに行かなくてはいけない

など、高いハードルが存在した。

 

今回開始された「こども宅食」はそれらのハードルを下げ、支援を受けやすくしている。

・自宅に食品が配送されてくる

・申し込み方法は「LINE」

というように、周りの目を気にすることなく、しかも、親が日常的に使っているであろう「LINE」で申し込みできるのだ。

この「LINE」を使うというのには、もう一つの狙いがあるという。

みなさんご存知の通り、「LINE」とは気軽に、会話をしているように楽しめるメーセージアプリである。このLINEを利用することにより、LINE上で生活相談を受け付けることなどを通し、ご家庭の状況を継続して把握できるのだ。そうすることで、貧困を抜け出す根本的な支援をすることが可能になる。

この取り組みは、今後文京区だけでなく、全国への展開を目指すという。

今年度は150世帯を対象に今後、2か月に1度、食品を届ける予定だ。

 

子供たちの「食の貧困」は、経済的理由だけではない

この取り組みの支援対象は「経済的な困窮」に陥ってしまっている家庭だが、日本には、経済的には裕福でもご飯が食べれない子供も存在する。それは、親が共働きである、とか親が夜に遊びに行ってしまうなど親の子供を顧みない行動が原因であることが多い。

この様な事態を解決するためにも「LINE」は有用なのではないかと私は思っている。

経済的な理由でない場合、子供もスマホを持っていることもこの時代は多いだろう。そして、スマホを持っている子供たちはLINEを利用しているだろう。

食べるご飯がない日に、子供たち自ら、LINEを使って助けを求めるというカタチも実現できるかもしれない。