ビットコインだけで生活するのは、まだまだ現実的ではない理由
ビットコインで1週間生活してみた 手数料には仰天|マネー研究所|NIKKEI STYLE
この記事、面白い!!読み終わった後、素直にそう感じた。
最近「ビットコインバブル」と言われるほど、盛り上がりを見せるビットコイン。ご存知の通り、ビットコインは「仮想通貨」である。つまり「お金」なのだ。そんな「お金」は現在、投機目的で取引され、多くの注目を集めている。
しかし、最近はビットコインで決済のできるお店も増えていると言われている。
この記事は、そんなビットコインのみで生活するのは可能なのかを検証している。
検証期間:平日の5日間
検証方法:
大手取引所「ビットフライヤー」のスマートフォン(スマホ)アプリが入ったiPhoneを手に、支払いの際それを使い、暮らしてみる。どうしても、現金が必要になった時は、ヘルプカードの「タス・ヴェリカード」を5回まで使って日本円で支払えるルールだ。
※「タス・ヴェリカード」とは、恐らく、サッカーでいう「イエローカード」的なノリで、危機が迫ったことを知らせるものだろう。
まず、電車に乗れない(笑)
電車に乗るのには、現在ビットコイン決済は対応していないため、1枚目の「タス・ヴェリカード」を使用したという。
その後、ビックカメラへ
ビックカメラはビットコイン決済に対応しているため、食料品を求めて向かった。ペットボトルの水、お茶、加えてウイスキーと柿の種の買ったらしい。
食料品を買うために、わざわざビックカメラに行かなきゃいけないのは、気がひける…。
当たり前のことだが、店員さんの「お支払いはいかがいたしますか?」の問いに
「ビットコインで。」
と答えたという。
かっこいい(笑)
ドヤ顔だったのだろうか?それとも、恥ずかしかったのだろうか?
お昼ご飯は柿の種
2日目、3日目のお昼ご飯は、ビックカメラで買った柿の種だったという。ビットコインの使えるお店を探したそうだが、会社から遠く、お昼休みの時間で間に合いそうになかったのだ。
しかし、3日目の夜はビットコインの使える焼肉屋さんでたらふく食べたらしい。その後、ビットコイン決済可能な歯医者で歯のクリーニングをしたそうだ。
ラーメンが食べたい…
4日目、どうしてもラーメンが食べたくなってしまったらしく、「タス・ヴェリカード」使う。ラーメン屋はさすがにまだ、ビットコインに対応してないか。
ビットコインOKのカレー屋へ
5日目はビットコイン決済可能のカレー屋の噂を聞きつけ、向かったという。しかし、到着すると、営業している様子はなく、閉店してしまっていたらしい。そして、仕方なく近くのビックカメラへ。
ビットコイン対応のお店、多くなっていると言えども…。
ビットコインで決済出来たのは、
ビックカメラ、焼肉屋、歯医者。
他にもあるにはあるのだろうが、距離的問題、時間的問題などで行けないことも多い。
せめて、コンビニだけだも対応してくれれば、生活のほとんどは賄えるかもしれない。
一番の問題点は「手数料」か
店舗と取引所の組み合わせによっては、1回の支払いにつき送金手数料0.0005ビットコイン(200円強)が別途かかったという。
毎回の買い物で200円も手数料が引かれては馬鹿馬鹿しい。
ビットコイン決済対応のお店を増やすことは、これだけビットコインに注目が集まり、話題を呼んでいることから、難しいことではないように思える。しかし、殊、手数料となると、現在様々な取引所が存在しているため、調整が難航するかもしれない。
この「手数料問題」をどう解決するかが、今後ビットコインが決済手段として定着するカギになるだろう。