今、あなたに必要なのは「ヒュッゲ」だ!!デンマークから学ぶ幸せになるコツ
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みなさんは「ヒュッゲ」という言葉を聞いたことがあるだろうか。何だか、聞きなれないことばですよね…。この奇怪な発音を持つ言葉は、今「世界一幸せなライフスタイル」として注目を集めています。
ヒュッゲとは…
ひとことでいえば「心地よさ」を表すデンマーク独自の概念。人とのつながりを通してあたたかさや癒やし、幸福感を得ること、あるいは一瞬一瞬を大切にしながら、好きなことに囲まれて過ごすこと、を意味します。
国連による世界幸福度調査で、常に上位にランクインするデンマーク。「世界一幸せな国」とも言われる。その理由の大きな要因として、この「ヒュッゲ」に代表されるデンマーク独自の考え方や時間の過ごし方があげられる。
デンマークに比べ、日本は同調査で、43位、46位、53位、51位という結果。確かに、朝の満員電車に乗る社会人や学生の顔は不気味な程暗く、ロボットのようでもあり、とても幸せそうとは言えない。また、家庭環境一つをとっても、幸せだとは思えないような話を良く聞く。日本人にとって、妻の尻に敷かれる夫やほとんどの家事を任せられる妻、子供との時間を大切にしない親などは「あるある」として認められているだろう。
そんな「不幸せな」日本人への処方箋として注目を集めているのが「ヒュッゲ」だ。
日本人よ、「ヒュッゲ」しようぜ。
デンマーク人は、物質的な豊かさ(高価な物をたくさん持っているなどの豊かさ)への執着がほとんどないのだという。そんなものよりも、大切な家族や友人と過ごす時間や絆に重きを置いている。そして、それを人生において最も価値のあるものと感じているのだ。
このように「人とのつながりを感じ」「安心できる状態で」「今を生きる」というライフスタイルを日本人も実践すべきだ。
では、どの様にすればいいのか?
自宅でヒュッゲするコツとして
- 「肌触り」のよいものを選ぶ
- 照明は「暖色」を
- 「アウトドア」を室内に持ち込む
- 意外性を楽しむこと
- 自分を表現しよう
があげられている。
「アウトドア」を室内に持ち込むとは、小さな植木鉢や自然からできた置物などを部屋に飾るということを指す。
また、「自分を表現しよう」とは、一風変わった、周りから嫌煙されそうな物を気に入ったとしても、それを包み隠さずに表現するということだ。
意外にも、上の3つは日本人でも簡単にできそうなものが並んだ。しかし、残りの2つが難題な様に思える。特に「自分を表現する」のは日本人の大の苦手分野だ。「みんなと同じことが良し」とされ、「出る杭は打たれる」文化の日本では、自分の個性を表に出すことは恥ずべきことのように扱われる。しかし、それは「自分らしく自然に生きる」ことを阻害し、周りの人間は「自分が違う」ということを引き立たせるから関わりを持とうとしなくなる。結果、人とのつながりを感じることができないのだ。
このことから分かるように、日本人が古くから大切にしてきた「みんなと同じが良いのだ」「協調性を重んじる」といった考え方は、日本人を不幸せにしている。
これまで、何度もイノベーターといわれる人達が、周りを気にせず、自分を通すことを提唱してきた。しかし、あまり多くの人にそのメッセージが届いているとは言えず、日本人はずっと不幸なままだ。
いい加減気付こうぜ。
幸せになろうぜ。