ファストフード店でバイトする君へ
私はあるファストフード店でアルバイトをしている。
そこで働くことで見えてきた、学生がアルバイトをすることにより、得られるものと失うものを考えてみたいと思う。
学生時代のアルバイト
高校生や大学生になると、アルバイトを始める人が多いだろう。
お金を稼ぐため、人生経験のため、就職のため
など働く目的は人それぞれだ。
だが、やはり、
遊ぶために働くという学生が多いのではないか。
遊ぶために働く
なんとも皮肉な言葉だ。
遊ぶためには、働かなくてはいけないのか。
(お金をかけずに遊ぶ方法もあるにはあるが。)
しかし、あまりにも無駄に働いている学生が多すぎる。
もし、
時給950円
5時間/1日
週3日
働いたとしたら
月 57,000円
稼ぐことできる。
57,000円あれば、
映画を38回観ることができるし、
飲み会に19回参加できる。
※映画は学生料金1,500円とした場合
※飲み会は一回3,000円とした場合
まあ、1ヶ月で映画を観に行くだけだったり、飲み会だけ行くなんてことあり得ないんだけれど
本当に、遊ぶためだけにアルバイトをするのであれば、月 57,000円も稼ぐ必要はない
本当に、遊ぶためだけにアルバイトをするのであれば
だから、考えてみて欲しい。
時間の大切さを。
遊ぶために最低限働き、他の時間は自己投資に充ててはどうだろう。
どうせ働くなら…
遊ぶために働く
どうせ働くなら、就活に有利なものを
そう考えている学生も多いのではないだろうか。
しかし、
アルバイトで得たもので就活に有利になることなど無い
アルバイト先の店長が、こんな事を言っているのを聞いたことがある。
接客業はコミュニケーション能力が養われるから、就活に役立つよ
本当にそうだろうか?
確かに、コミュニケーション能力は就活において重要視されるかもしれない。
しかし、
接客業のアルバイトによって養われるのは
元々コミュニケーション能力のある奴のコミュ力なのだ。
ほとんど初めて会う、店員を見下す様な客とコミュニケーションしたところで、
元々コミュニケーション能力のない者は、怖気づき、更にボソボソ話し、更に客の機嫌損ね、更に人と話すことが怖くなる。
悪循環でしかない。
その時間、自己投資に充てませんか。
そんな悪循環にはまるくらいなら、
勉強したり、コミュニティを広げてはどうだろう。
資格をとるための勉強でも良いし、プログラミングの勉強でも良いし、学校の勉強でも良い。
必ず、将来のためになるはずだ。
コミュ力のない奴が、コミュニティを広げるだって?
お前、バカか?
そう思った人もいるかもしれない。
しかし、「コミュニティを広げたい」という人達が集まる場所は大概、外からやってくる人間に対して寛容であることが多い。
だから大丈夫だ。
コミュ力が無くとも、受け入れてくれる。
むしろ、あなたに興味を示し、向こうから話しかけてくれるだろう。
話しかけてられるのは怖い。
そう思うかもしれないが、決して相手に敵意はないから、深呼吸をして、冷静に答えてみよう。
その一歩は、あなたが就職した際に必要となるコミュニケーションの土台と言っていいだろう。
まとめ
遊ぶためにアルバイトしようと思っている学生が、必要以上に働くことによって、
得られるもの
お金
共に働く仲間
協調性
メニューの知識
クローズ作業を早く終わらせるコツ
失うもの
資格試験の合格率
プログラミングスキル
学校の単位
コミュニケーション能力
将来役に立つ人脈
もちろん、アルバイトで得られるものもあるのだが、失うものを見ると悲しくなる。
バランスが大切なのだ。
程良く働き、程良く遊び、程良く学ぶ。
大学生を辞めた私が言うのはおかしいかもしれないが、これが重要だ。
将来、どうしてもやりたいことがあり、そのためにお金を稼ぐのならそれでいいかもしれない。
ただ、そうでないなら、限られた今という時間を大切にしてはどうだろうか。